ご挨拶

健康に生きる明日を創る。ヘルスイノベーションにより実現する健康体国。 今、北海道から世界へ。

わが国がこの先も持続的発展を遂げていくためには、既定概念を打破した新たな発想に基づく戦略的取組みを展開し、経済・社会分野において数々のイノベーションを起こしていく必要があります。そして、それらの取組みは国の取組みだけではなく、地域がその特性・優位性を活かした主体的取組みによってもたらされなければなりません。

文部科学省では、これまで培ってきた“科学技術”というインフラを活用してイノベーション創出を目指す地域独自の取組みを支援するため、平成23年度に「地域イノベーション戦略支援プログラム」制度を創設しました。この支援プログラムは、地域の「イノベーション推進協議会」が策定・提案した「地域イノベーション戦略」をもとに、国が「地域イノベーション戦略推進地域」として指定し、その地域に対して文部科学省が支援するものです。

北大リサーチ&ビジネスパークは、同推進協議会が提案申請した地域イノベーション戦略「北大リサーチ&ビジネスパーク構想」が評価されて、地域イノベーション戦略推進地域の「国際競争力強化地域」に選定され、現在地域イノベーション戦略推進事業「さっぽろヘルスイノベーション‘Smart-H’」を推進中です。

本事業は、ヘルスイノベーションの創出に向けて、北海道の強みである「食」を核に、これまで蓄積してきた健康、医療に関する高度・先進的な知識・技術を最大限に活かしていく取組みです。特に、食が持っている健康機能性に着目して、その効果と機序を科学的に解明し、医との連携による機能性リッチな食材の先進的・積極的な活用等によって、住民の健康の“維持・増進・回復”を目指しています。そして、これらの取組みは“知”の拠点である北海道大学北キャンパスの「北大リサーチ&ビジネスパーク」を中心に展開されており、将来的には研究者・企業・住民が多数集う国際レベルの「健康科学・医療融合拠点」を形成して、北海道からヘルスイノベーションを起こすとともに、これによってわが国の健康長寿社会の実現に貢献していくことを目的としています。

これからも関係者の皆様のご支援ご協力をお願い申し上げます。

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